キリノート

get the best of both worlds

腰痛を抱えてみてわかったこと

2023年8月のシマノ鈴鹿ロードに出場する前、8月になって腰が痛くなった。ちなみに、これ、2022年の時もほぼ同じタイミングで痛くなって、整形外科にかかって「先生、もうすぐロードバイクに乗るイベントがあるんですけど……」と相談して笑われている。その際は、湿布を処方され、日にちぐすりですね、で終わっている。鈴鹿現地では腰が痛すぎて自転車に跨るのも一苦労でそれはそれでチームで笑われた。

2023年にもシマノ前にまた腰痛になった。懲りない。なりたくてなってるわけではないけど。昨年の学習があるので、安静にしとけば治るだろうと医者にはかからなかった。シマノの時には腰は痛いけど昨年ほどひどくはなくて、チームメイトの前で「痛い痛い痛い」みたいなことはなかった。

ところがいつまで経っても腰痛が治らないのである。

シマノから1ヶ月経っても左足の筋肉が張っている感じが収まらないので、さすがに行きつけの整形外科に行った。おひさしぶりですね、最近はロードバイク乗ってはるんですか、いやー今年もイベント出たんですけどロードバイクはもうハンドルを変えちゃったから。じゃあランニングの方はどうですか、ああ痛いけどずっと走ってます、え走ってはるんですか大丈夫ですか、と、先生とのやりとりも過去の問診データがあるから話がはやい。かかりつけはよい。

ベッドに寝て足を持ち上げたり腰を押したりされて、昨年は筋肉の炎症だったみたいだけど、今回のは椎間板ヘルニアっぽいですね。と診断され、びっくり。僕の中の椎間板ヘルニアのイメージは入院してベッドに寝っ転がって片足を宙に浮かせて重しで引っ張ってるイメージで、確かにそういう治療もあるにはあるらしいのだが、基本的には「時が経つのを待つ」らしい。また日にちぐすりか。

痛み止めが出た。ロキソプロフェン……あ、ロキソニンか。これ何にでも使えるやつ。湿布は出なかった。どちらかといえば湿布も欲しかった。

しかし椎間板ヘルニアという病名がついただけで、気持ちが軽くなったというか、身体とも付き合い方がわかったような感じで、だいぶ楽になった。症状は変わっていない。むしろ左足に痺れが出て悪化している気さえするが、先生は「あと1〜2ヶ月かなぁ」とのんびりしたことを言っている。どうやら僕が耐えられるということがわかったからか、痛み止めの処方も無くなった。MRIを撮って診断がついたわけではないので、触診による判断だが、まあ、そういうことらしいし、今のところ疑っていない。

まあ、F1日本GPも問題なく観戦できたし、朝のランニングは再開してるし、もうハンドルがドロップじゃないロードバイクもオーケー。驚くほど日常生活に支障はないが、左脚の筋が張ったままになっている。ストレッチしても左脚だけが痛い。

これが「腰痛とは付き合っていくもの」という状況か。みなさんご自愛ください。